イベント名が紛らわしい

 WPFで、ポップアップ通知的なものを作って欲しいという要望がユーザーさんから寄せられ、作ることになった。
ポップアップの画面にウィンドウの枠はなく、マウスの左ボタンを押すことで、ウィンドウをドラッグさせる必要がある。
 この実装そのものはそこまで難しい訳ではなく、MouseLeftButtonDownというイベントにハンドラ(メソッド)を登録して、そのメソッド内でDragMoveメソッドを実行すれば良い。

this.MouseLeftButtonDown += MainWindow_MouseLeftButtonDown;

/// <summary>
/// マウス左ボタン押下イベントハンドラ
/// </summary>
/// <param name="sender">イベントソース</param>
/// <param name="e">イベントデータ</param>
private void MainWindow_MouseLeftButtonDown(object sender, MouseButtonEventArgs e) {
this.DragMove();
return;
}
これでタイトルバー以外をクリックしてもドラッグできる。
 ところが、ポップアップ機能をリリースしてしばらくすると、どうもこのポップアップでエラーが起きているようだった。MouseRightButtonDownイベントハンドラ内でDragMoveメソッドを実行するとエラーになることまでは分かったのだけど、そういう実装でリリースしている訳でもない。さっぱり原因がわからず悩んでいた時、うちの同僚さんで、マウスの左利き設定をしている人がいることを思い出した。

もしかして、マウスの左利き設定をすると、右ボタン押下のイベントで処理しないと駄目なのでは?

そう考え、左利き用の設定をした後、同じように実行してみた。で、その時に、右ボタンのクリックで、MouseRightButtonDownではなく、 MouseLeftButtonDownイベントが発生することを初めて知ったのである。
 結果から考えるに、MouseLeftButtonDownイベントは、「マウスの左ボタン」がクリックされた時ではなく、「標準の選択とドラッグとして選んだ側のボタン」がクリックされた時に発生しているようだ。で、その反対側のボタンでMouseRightButtonDownが発生していると。もう少し、イベントの名前をどうにかできなかったのだろうか。まあ、「標準」と「それ以外」を意味するイベントは、それはそれでわかりづらい気がしなくもない。単に考えるの面倒くさかったのかもしれないけど。いずれにしても紛らわしい。
 ん?でも、それだと、エラーになんてならないはず。調査はまだ続くのだった。続きを読む
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時代の流れでコードの書き方も変わる

仕事では、.NET4(VS2010)をIDEとして使っている関係上、C#5以降の機能を使うことはできない。
最初の頃に書いたコードに、ToStringというユーティリティメソッドがある。
クラスはシンプルが良い(Utility編)
このユーティリティメソッドは、Java時代からの長い付き合いである。
これをC#6.0風に書くと、こんな感じになるだろうか。
public static class StringUtil {

/// <summary>
/// 引数オブジェクトを文字列で返します。nullなら空文字列が返されます。
/// </summary>
/// <typeparam name="T">引数オブジェクトのタイプ</typeparam>
/// <param name="obj">オブジェクト</param>
/// <returns>文字列</returns>
public static string ToString<T>(T obj) {
return obj?.ToString() ?? string.Empty;
}
}
?が3つもあるが、一行で書けたりする。開発環境もそろそろVS2015に移行する時期なんだろうな。
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